アメリカの病院見学に行ってきました。日本のとの違いに驚き!


img_us-hospital00

こんにちは、医療英語講座担当のnaoです。しばらくお休みしていましたが、夏休みを利用してアメリカのサンディエゴに行っていました。

英語の勉強はもちろんですが文化や習慣の違いを体感したいと思い、旅行ではなくホームステイを選択しました。素敵なホストファミリーに出会って、私の今後に役立つようにとアメリカの総合病院の見学に連れて行ってくれました。今回はその時のことを書いてみます。

病院の中に教会!?

病院ではICU、救急外来、産婦人科病棟、検査室、職員食堂などを見学することができ、テレビドラマや映画で見た風景を目の当たりにしてワクワク!

日本の病院と同じだと感じる部分も多くありましたが、これは違うなと驚いたのは病院内に教会があることでした。患者さん本人はもちろん、ご家族がお祈りできるように教会があるのだそうです。悲しいことがあった時にも利用されるそうです。

日本の病院に教会がないことを伝えるとホストマザーは驚きました。外国人患者さんが日本の病院を受診した際にはその方の宗教など必要に応じて、お祈りのための静かに過ごせる場所を提供をする配慮も必要だなと想いました。

酸素ボンベが緑!?

そして、体格が大きい方用の大きい車椅子があったのは、アメリカならではだと感じました。車椅子に緑色のボンベがついていたので、なぜ炭酸ガスボンベがこんなところにあるのだろうと思っていると、なんと酸素ボンベの色がグリーンでした。

日本では酸素は黒で、二酸化炭素ガスは緑色のボンベに慣れているので、違和感がありましたね。今まで考えたことはなかったのですが、国よってガスボンベの規格が違うのには驚きでした。

出産翌日に退院!?

アメリカの在院日数は日本よりずっと短いことは皆さんご存知だと思います。私が見学した施設での話では、妊婦さんは出産した次の日に退院するそうです(普通分娩のみ)。

全身麻酔の骨接合の手術でも日帰り手術で行っていると聞いた時にはとても驚きました。

Blue Phone!?

医療通訳ができるようになるために英語の勉強をしていることを病院のスタッフに話したところ、Blue Phoneと呼ばれる移動用モニターのような電話を見せてくれました。これはSkypeのようなテレビ電話で200もの言語に対応できるそうです。

今後このようなシステムが日本にも導入されるのだろうと思いながらも、英語に関しては直接患者さんとコミュニケーションがとれるように勉強を頑張ろうと思いました。

 

ホストマザーのおかげで貴重なチャンスを得ることができました。現地の病院を見てみると、外国人の方が日本の病院に入院した時にどのようなケアをしてほしいのかが見えてきます。単純に英語だけを学ぶのではなく、文化を知ることも大切です。