医療英語講座1 体の不調をどう伝える?haveとfeelの使い分け


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こんにちは、医療英語講座の担当naoです。英会話スクールに通っていると様々なネイティブスピーカーの講師と話す機会があるのでとっても楽しいのですが、とある会話中に「なぜ英語を勉強しているの?」と質問がありました。

私が「看護師の経験を生かして病院で医療通訳をしたい」ということを伝えると「病院を受診するのはチャレンジだし、自分の症状を分かってくれるかが不安だからそういう人がいると嬉しい」と言ってくれました。なんだかモチベーションが上がりました。

haveとfeelはどう使う?

先日、私が最も興味がある体の不調をどのように伝えるかについてのレッスンが始まりました。症状を表現する方法はいろいろありますが、

I have a headache.
とhaveを使う表現と、

I feel dizzy.
のようにfeelを使う表現がありますよね。

実は私、どういうときにhaveまたはfeelを使うのかを知らずに過ごしていました。そこでここぞとばかりに質問すると、haveとfeelは両方とも動詞なのですが、

I have+名詞

I feel+形容詞

で表現すると教えてくれました。

I have+名詞での表現

I have a fever.
I have a headache.
I have diarrhea.

I feel+形容詞での表現

I feel short of breath.
I feel dizzy.
I feel sick.

日本語を話す時には、これが動詞で次が名詞で…と考えずに話せますよね。それは、普段から日本語を耳にして生活しているので、誤った文法の日本語を聞くと「おかしいな」と感じることができるようです。

しかし、第二言語を学ぶ為にはある程度文法を理解して学習を続けると定着が早いそうです。文法というと難しいものに思えてしまうけれど、一度覚えてしまえば一生使えると思っています。

プラスαアドバイス -rhea

脱線しますがdiarrhea(下痢)はスペルが難しいので良い覚え方がないか辞書を調べてみると

「diar-(横切って)+-rhea(流れる)=腸内を貫流する」

とありました。さらに調べてみると-rheaは漏出や排泄物を意味するようです。

bronchorrhea(気管支漏)
hemorrhea(大出血)、
cholorrhea(胆汁漏:胆汁の多量分泌)
gastororrhea(胃液漏)
hepatorrhea(胆汁漏、胆汁産生過多)
liquorrhea(髄液漏)
lymphorrhea(リンパ漏)

など、-rheaには100以上の単語がありました。初めて見る単語でも-rheaとなっていたら意味が予測できそうな気がします。

 

医療用の英単語も難しいですが、こんな感じで少しずつボキャブラリーを増やしていきたいですね。日本語の医療用語は今となっては自然に使っているけれど、看護学生時代は覚えるのに苦労したな…なんてことを思い出しました。